11月12日 (水)  魚番日記

遅い秋ですが、紅葉も、そこそこの紅葉になりました。
どこかで、シカがピ〜ヨ〜と啼いています。
一人で養魚場にいると、つまんない事をアレヤコレヤと考えてしまうので、身体を動かす事にしています。
とりあえず、無理しないように・・っと。

朝7時半、出勤?。
まず、取り入れ口や各養魚池のゴミ(落ち葉)を取って、稚魚に餌をあげて(早く大きくなりなさい)。
それから、小屋に入って、ペチカに火を入れます。
薪が燃え始めると、しばらく「炎」を見ています(今日は燃えがいい)。
やかんを掛けて、キノコの見回り(出てるかナ)に行きます。
今年は、キノコが不作です。
お山の熊さんも困っているでしょうね。
とは言っても、出てれば熊より先に私が取っちゃいます。
それから、餌小屋の掃除をしました。
ついでに、ヤマメさんやイワナさんの卵を洗いました。
今年は死卵が少なく、成績がいいですね・・。

さて、暇なので木工でもしようかな・・。
まあ、その前にコーヒーでも飲むか・・せっかくお湯も沸いた事だし・・。

何を作ろうか・・久しぶりに引き出しでも作るか。
板を削って、頭の中の設計図にそって切っていると、唯一のお客様が「いいですね〜、いい生活だな〜、うらやましいな〜、」と、勝手な独り言を言ってます。
あのな〜、お金が有るのと無いのと、どっちがいい?。
セルシオに乗るのと、軽トラと、どっちがいい?。
ペチカの薪も、自分で材木を出してきて、ノコで切って、割るんだよ、割ってみな。
・・・と、言いたかったけど、そうも言えないし、「いい生活でしょ、アナタもやってみたら」と言うと。
「いや〜、見ててうらやましい、と思うけど、私にゃ、とても出来そうもない」・・・。
こちらの言いたい事を理解する人でした。
・・で、「コーヒー飲む?」と、お茶の時間になりました。

12月から20年ぶりくらいに再開する、専業のための予行演習の3日間でした。
若い子が見つかるまで(いるかな〜)毎日養魚場にいます。
忙しい時は、お客さんでも使ってやろう。

明日は、最近、気の進まない横浜・・気晴らしに、関内のパタゴニアを覘いてこよう。