4月17日 (木)  新緑

ひと雨ごとに春ですね。
木樹の緑が眩く、「俺は生きてるゾ〜!」と言うように、小さな芽が大きくなるのが一日、一時間、一分、一秒ごとに解かります。
ひと月もすれば、鬱陶しい同じ緑が、この季節だけ、様々な緑を見せてくれます。
一年で一番好きな季節。
一番といえば、新緑の中で好きな樹種はイタヤカエデかな・・。
ホッコリ、フンワリ、丸みのある、とても可愛い新芽です。
もちろん、使い物にならない・・と言われるブナや渓流沿いのフサザクラも。
この10日ほど、ウグイスが庭先で囀っています。姿を見せないところが可愛いですね。
同じ鳥でも、憎たらしいのが、丹沢にとって外来種であるカワウ、ゴイサギ、etcの、鳥達です。
こいつらが来るようになって10年。
養魚場は前面アミをかけて防御できますが、川にアミはかけられません。
お陰でヤマメやイワナは受難の半年になります。
お魚商売の私も「オメ〜ラに餌やってんじゃネ〜!」と怒鳴りたくなります。
もっと、可哀想なのは、それまで丹沢に棲んでいた在来種。例えば「ヤマセミ」。
一年を通して、養魚場に来て、ヤマメやイワナを食べます。
求愛の季節から、子育ての頃は、半端じゃないほどパクパク食べます。
でも、ヤマセミは、私が養魚場をつくる前から棲んでいる鳥なので、好きなだけ食べてもらいます。
梅雨の季節、深くなった緑の渓流に沿って飛ぶ姿は、真に圧巻です。
カワウ、ゴイサギは本当に可愛くない。
我が家で「人間カワウ」と呼んでいるお客さんがいます。でも、人間カワウは、釣りマナーはいいし、その上、春はタケノコ、走水のアジ、と、一年中、いつもお土産付きです。
人間カワウも、本物のカワウの影響を受けているようで、釣果が減っています。
しかし、それにしても、都会の鳥が、ヤマセミを始めとした在来種を駆逐するのは、とても残念です。誰か何とかしてください。

ところで、数日前の新聞に出ていましたが、受動喫煙防止条例の設置って、本当かい。
驚いたな〜〜。
この間は、運転中のケータイ禁止。
そのうち、クルマを運転しながら缶コーヒーを飲んだら罰金取られるんじゃないだろうか。
私に言わせたら、ケータイより「ナビ」見ながら運転する奴の方が、よっぽど危険に感じる。
漫画読みながら運転するのと五十歩百歩って感じだが、この規制がないのは、ど〜してだろう。

嫌煙権は認めてやるが、喫煙権も認めてほしいナ。
まあ、要はマナーの問題と思うが、飲み屋まで規制されたら行くとこなくなるし、我が家でもお客様のうち喫煙者の方が多い。
お客様が減ったら、保障してくれるんかな〜。
年金も目減り、お客様も目減りじゃ、将来どうすんの。

今月から、部屋や朝食事の喫煙を禁止するつもりでいるが、権力による規制となると反発したくなるのが私のタチ。罰金取られても喫煙してやる。

そんな条例を考える前に、丹沢自然保護条例でも考えてくんないかナ〜。
900万県民の飲み水をつくり、現代の奇跡と言えるほど、首都圏にありながら多くの野生動物が棲息する市民の憩いの場だ。

山での一服ほど美味しいものはない。

でも、なんか、アルカポネの時代みたいだ。

そんな、つまんない条例の前に、2世3世の世襲議員禁止条例でもしてくれない?。
世の中の苦労を知らない政治家はいらないのですが・・・。
それに、禁煙条例を考える前に、やる事いっぱいあると思います。

また、長くなって疲れたので、とりあえず丹沢の春です。