9月2日 (水)  時間が掛かる

写真の材木は、東丹沢県有林(養魚場の上)の百年生の杉。
植えて百年、「使ってくれて有難う・・」と、言ってるようだ。

もう一枚は、老木が朽ち、その上に苔が生え、そこに落ちたイロハモミジの種が芽吹いた。
このモミジが、色鮮やかな新緑になり、紅葉になって、私達を癒してくれるまで、数十年掛かるだろう。

どの政党に味方したわけじゃないが、今回は間違いなく「野党」。
理由は簡単、横柄な与党(オイラは年金が貰えないところだった)に嫌気が差した事。

どっち転んでも、どうせ先行き見えない社会なら少しでも可能性に掛けてみよう。
ま、単純なオイラは、そんなところだな。

しかし、選挙が終わってイライラするのは、新聞やTVの評論?記者の質問。
「本当にマニュフェスト通り出来るのか?結果は何時頃まで?新人が多くて大丈夫か?etcetc」。
マニュフェスト通り出来るわけネ〜だろうが・・。
そんな事、聞かなくても解かる。
8割出来なくてもいいんだ、2割出来りゃ充分だ。
今日のNHKTVで、誰だったか民主党の人間が言ってたが、「最低3年の時間が欲しい・・」って。
そりゃあ、当たり前の話だ。
半年くらいで結果が出りゃあ、政治なんて誰にでも出来る。
しかも、与党が、この数年でガタガタにした政治(不信)、これを取り戻すだけでも大変だろう。
恥をさらすようだが、オイラはズ〜っと保守だった。
断っておくが、公明党じゃないよ・・。
自民党の中にはイイ人がたくさん居たから。

ところが、最近はイイ人が少なくなった。
たまに、「オッ!」と、思う人がいても、いつも隅っこでおとなしい。
テレビでも新聞でも、いつも出てくる人は、TVの水戸黄門に出てくる悪代官みたいな人か、若手と言っても、口先人間みたいなのばっかり。
自民党は潰れてもいいが、これじゃあ、オイラの生活を託す訳にゃあいかない。

ところで、「政治も解からん新人が・・」って、言った落選政治家が居たが、アンタだって、最初は「新人」でしょ。
アソさんだって、新人から総理になるまで数十年。
ベテランになったって、一年で「内閣放り大臣」になっちゃう政治家が続いた。
新人がダメで、当選10回以上のジジ〜じゃないと政治は出来ない・・みたいな事言ってるから、この国は息が詰まってきた、と思う。

どうせ、ハチャメチャになった社会だから、思い切ってやってみろ・・と、言いたいね。
マニフェストなんて、出来なきゃ、後で謝ればいいんだ、2割出来たら許してやる。

ところで、高速道路のタダは遠慮して欲しい。
前にも書いたけど、温暖化防止に逆行するよね。
物流で経済効果を期待するなら、トラック便だけタダにすりゃいい。
「狭い日本、そんなに急いで何処へ行く」って、言葉があったな・・。
遊びの足は「電車」や「バス」の利用に仕向ける政治が必要だろう。
だいたい、クルマで出かけりゃ、クルマで寝ちゃう人間が居る(道の駅にゃいっぱい居た)。
電車で出かけりゃ、必ずペンションや旅館を利用するはずだ。
それに、行き先じゃ、タクシーやバスを使う。
よほど、地方経済に貢献すると思うけどな〜。

選挙が終わってのイライラはたくさんあるが、書いているとキリがない。
まあ、たぶん生きてると思うので、3年後。
もしかしたら、窓から見える山の稜線が、明るくなるのを期待するか。

自民党も建設的野党で頑張ってね。
イロハモミジより早く、4年後があるよ。







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