11月23日 (水)  遠目美人の紅葉狩り

名残の紅葉を訪ねて、ノンビリと林道ハイクに出かけました。
連れの娘は、数年に一度のデート相手、この前に会ったのは、八ヶ岳に登った時なので、3年ぶりです。
二十歳頃に知り合って、いまじゃ四十過ぎ(言っちゃって良かったか)、その間の山デートは今回で、たぶん5回目、駅で待ち合わせして、よく顔が解かるもんだと、お互い、感心しています。
ま、余計な事でした。
お天気はGOODでしたが、ジッとしていると少々寒く感じます。
陽だまりを見つけては、休憩しました。
ところで、登山口(林道入り口)に、高級そうなカメラを構えた男女混合の一団が居ます。
年齢は私とドッコイでしょうか。
「何してるの?」「タカを見てます」(撮影か?)「フ〜ン、クマタカか?」「そうですよ、良く知ってますね」「そりゃ、レンズを空向けてりゃ誰でも解かる。ところで、アンタ達ズ〜っと居るの?」「そう、朝から夕方まで」「フ〜ン、暇で羨ましいな」「暇じゃないですよ、横浜からここへ通うだけで大変なんです。それだけでも忙しいですよ」・・。
どうも、聞いてる事と、言ってる事が噛みあいません。
しかし、見るところ、クマタカの撮影より、お互いのお喋りに夢中な印象。
撮影より、交流会的集団でした。
まあ、しかし、ナンだな、いい車に乗って、高級カメラ機材を抱える年寄りが、日本経済の一翼を担っている事は確かだ。
どうせなら、弁当持って来ないで、近くの食堂で食べてあげたら、地域経済にも貢献するのにね。

さて、山(林道)歩き、こちらも他人から見れば、充分ヒマそうな親子連れ(・・に、見えるだろう)。
そうそう、この子、タイツにスカートですが、いま流行りの山ガールのズ〜っと前、知り合った20年くらい前から、こんなスタイルでした。
今年の紅葉はいまいち・・、いつも言う、遠目美人の紅葉ですが、近くを見ないようにしていると、けっこう綺麗です。
昼食場所まで30分くらいの時、「トイレ行きたい・・」「その辺でやれ」「嫌だトイレがいい」「しょうがね〜な、小屋へ寄るか」。
小屋へ着くと、先客が5グル〜プほど居ました。全員、ベンチに並んで弁当を食べています、おもしろい光景です。
ここからは、渓谷も、遠目の紅葉も見えません。見えるのは、小屋とトイレと人の顔だけです。
変なの・・と思いながら、私達は少し歩いて、渓谷へ降りて昼食にしました。
「なんで、みんな、あんなトコで飯喰ってるのかな〜、美味いのかな〜」
と、不思議でした。
今回は娘に、「この間みたいに、ライター忘れんなよ」と、念押しされました。
おかげで、暖かい紅茶も飲めました。

駅まで送るクルマの中で、「また、遊んで」と言われ、「2〜3年先じゃどうなるか解かんないし、これからは一年一度にするか」。
今年2回目の山歩きは、お天気に恵まれました。
帰りに寄った丹沢湖ビジターセンターで、大根を2本お土産に貰いました。
さっそく夕食に頂きました。うまかった。
そうそう、帰りがけ、カメラ抱えた一団が、まだお喋りしていました。
元気の秘訣を見たおもいです。

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