3月3日 (土) 今日はお雛さま 1月の雪も多かったが、今度の雪もすごかった・・。 時間積雪量で言えば、新潟と張り合えるかも知れません。 ところで、3月3日ですが、お雛さまの話題は先月に書いたので、今日は、私の山生活の一旦をご紹介します。 ご存知のように、私はNGOを主宰していますが、その団体で、毎月、会報を出しています。 その1Pに私の原稿が出ますが、今日は、会報より早く、ココに書いちゃいます。 今回は、原稿と言うより、私のグダ話なので構わないでしょう。 では。 札掛通信 494号より特別掲載 特別に雪の多い冬ではありませんが、1月20日と2月29日の2回、40aを越える雪がド〜ンッと降ったので、雪が多いように感じる冬です。 ことに、2月末の雪は、時間降雪量としては、私の記憶の中でも記録的でした。 目がさめた頃は、「オッ、雪だ・・」程度の積雪が、朝食時には40cmを超えたのですから。 これではクルマも走れません。養魚場では先週泳ぎ出したばかりのヤマメの稚魚が、餌を待っています。遊びならスノ〜シュ〜も楽しいのですが、仕事なら、やはりクルマが便利です。普通なら、養魚場までの1`、歩いても10分くらいですが、雪の日は20分以上かかります。養魚場へ着くと、池の周囲や取水口までを歩きやすいように、まずは雪かき。 ヤマメやイワナの子供たちが、「餌〜、エサ〜、」と騒いでいますが、雪かきがひと段落すると、こちらはヘトヘト。 まあ、そんなこんなで、ただでさえ活動の鈍いオツムは仮死状態。今月の札掛通信は、「お休み」したかったのですが、「何でもいいから書いて・・」と言う編集長の命令で、「じゃあ〜と、水源税事業の事やら、鳥獣保護事業計画やら・・と、見直し事業についての考えを書き出しましたが、体力がヘロヘロになると、文章がまとまらない事を実感しました。 そこで、今月は、山の生活のひとコマを紹介します。 1月20日の雪は水分が多く、道脇のハンやフサザクラが道路をふさぎ、チョイとそこまで・・も、歩きになりました。 もちろん、下界の歯医者さんへは、土木事務所の除雪完了後になります。 樹齢、およそ200年(年輪を数えましたが、我が老眼は100年ほどでギブアップでした)のモミの大木が雪の重さに耐えかね道路をふさぎました。 我が家のチェ〜ンソ〜は刃渡り35cmですから、両側から切っても届きません。 電柱3本に渡って電線はズタズタ、ガードレールは飴のよう。しかし、クルマが走ってる時じゃなくて良かった。写真Aです。 そう言えば、昨年の台風の夜、大木が道路へ倒れた時も、若者2名のクルマが通った後、私のクルマの通る前、その時間差30分だった。 宝くじは当たってみたいけど、こればかりは外れて欲しい、一応「運」がいいのかな。 雪があがり、除雪の土建屋さん、倒木処理の林業屋さん、通電にあたった東電さん、すべてに感謝で、10日後、電気が点きました。 電気が点けばそれなりに忙しくなります。10日間、「ジッと耐えろ」「元気で待ってろ」。と言い含めていたイワナやヤマメの卵や稚魚の世話に始まり、冬は暇だから・・と、作りかけていた新築祝いを完成させました(写真B)。 クルマが通れるようになれば、キノコの原木の玉切りに、2年後のストーブの薪づくりも待っています(写真C)。 だいぶ前になりますが、茅ヶ崎から来るお客さんが、「中村さん、ウチも薪ストーブなんです。薪ください。」と言うので、「いいよ、チェ〜ンソ〜も斧も貸してやる」と言うと、「エ〜っ、自分でやるの。割ったのくださいよ」と言います。「バ〜カ言ってんじゃね〜。努力の嫌いな奴は、ホームセンターで買え!日本経済に貢献しろ!」と怒鳴ってあげました。 それ以来、私の顔見ても、「薪くれ・・」と言わなくなりました。 最近も、ウチへ来ると、「道也さん、火、燃そう」と言う人がいます。昔は、「薪割りしない奴は、冬、外で寝ろ」と言ったものですが、最近は歳のせいで人間が丸くなったのか、ただの弱気か、よしよし・・と言ってストーブに火を入れます。 横浜や東京へも何度か出かけましたが、都会の空気は汚いので、いつものように、ヤビツ峠で胸いっぱい空気を吸って、帰って来るまで、極力息を止めています。 そんな事もあって、大雪と大雪の間の一ヶ月は、結構たいへんでした。 「健康維持や若さを保つには、身体を動かす事・・。」な〜んて言う人がいますが、ありゃあ動かした事がない人の戯言だろう。ウソだと思ったら、一度来るかい、薪割。 ところで、道路封鎖の倒木写真は以前ココに載せたので、今日は、雪にひっそりのフライフィッシングエリアの写真です。 もう、しばらくお客さんの顔を見ていません。 最近は釣り人も平均年齢があがってきて、根性がなくなりました。 とりあえず、道路はノーマルで走れます。 朝早く、登山したオジサン、早々とご帰還・・と思ったら、「無理・・無理・・。すぐそこで・・雪が多くって・・さ」だって。 遭難しないでよかったね。 |