7月15日 (日)  気まぐれな山行。

前回の日記に「誰か山に連れて行ってくれ〜!」と書いたら翌日には「いつでも行きましょう」と、やさしい応対。

ついでにもう一人も「私、その日会社休みます」と、・・俺は知らないぞ。

この季節、登山者ミーハーになって目的は尾瀬に夏の花。
ところが宮ケ瀬方面は通行止め。
どうせ秦野周りなら・・と、新宿から尾瀬行の直行バスを利用することにしました。
初めてのバスタ。

新宿界隈、飲み歩いたのは40年〜50年前。
物忘れが多くなった今、ついこの間までのこの場所はナンだったっけ。
あの頃は一升瓶のボトルキープもあった。
カウンターでNHKの美人アナ室町さんが年配の男と酒を飲んでいた。
いまならスクープされちゃうだろうね。
当時はみんな大人だった。

そんな事を思い出しながら夜の新宿を後に、バスは一路尾瀬へ。

3日前の天気予報は「晴れ時々曇り」だったのに、当日の予報は「雨、山沿いは雷雨」。
もしも天気が悪かったら一緒に来た奴のせい。
もしも天気が好天したら俺のせい。

明ける朝の空。青空に緑が映える至仏山頂。
正直に、天気予報が外れたのは、お前たちのお陰・・と連れに感謝。

下田代から至仏山への登山口までは「夏が来〜れば思い出す〜」の、昔からの尾瀬の風景。
ここから森林限界まで、水が流れる朽ちた階段を踏み外さずにひたすら下を見て歩く。

途中、「この足誰の足・・?」と、聞きたいほどに前に進まず上に上がらず。
それにしても群馬県に環境省に東電、壊れた階段くらい直したらどうだろう。
丹沢より素人の多い山だ、それなりの安心安全の提供は管理者の義務と思う。

環境配慮型トイレ設置や登山道整備、丹沢の方がよほど親切だ。

森林限界を過ぎた頃、咲き揃う花は圧巻。
満開のお花畑は昔に比べ花の数が多くなっているように思う。
お花畑でドッジボールしたりフォークダンスをする人が居なくなったからだろう。
踏み込み禁止のロープは色気がないが、護るためには仕方なし。

山頂には40人超、ウイークデイといえヒマな人が多いのは丹沢も同様。
それにしてもグルッと見渡すと私を始めとして年金受給者ばかり。
連れて来てもらうだけでも有り難いのに、改めて若者に感謝。

帰り道、あと500mでバス停・・というところで階段で転んだのか、歩けなくなった女性。
ご主人から「・・連絡して貰えますか」と言われ電話の通じる場所まで駆け足。
階段を駆け降りたからか、三日経って足は痛くないが腰が・・少々。

でも、楽しかった3年ぶりの尾瀬の山歩き。
義理同行者達に感謝、まだ歩けた我が足に感謝。  

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