3月31日 (日) ありがとう森の学校の子供達。 今月も日記をサボっていたら平成最後になりました。 そこで少々長〜い日記になります。 飽きたら寝てください。 初めに一番気になるのは「新元号」変な名前になったら嫌ですね。 なにしろ近年稀なる嫌〜な内閣です。 沖縄関連の質問に「その頃は産まれてないから解らない」と答える程度の官房長官。 言った事を「言ったっけ?」と平気で嘘つく総理大臣。 とんでもない元号になるんじゃないかと今から鬱になりそうです。 でも、その鬱を吹き飛ばしてくれる「森の学校・春の教室」。 終わってみたら期待3倍以上でした。 27日 三ノ塔登山、校長が言うところのナイショの場所。 富士山、相模湾の絶景が広がります。 一番喜んでいたのは栃木出身の大学生のスタッフお姉さんでした。 三ノ塔山頂で、神奈川県職員から丹沢の土壌流出防止、緑化と治山事業の解説を聞きました。 みんな一応・・真剣に聞いていたけど、頭に入ったかな〜。 「ひえ〜!こんなとこ降りるの〜!」と言いながら、駆け足、尻もち、スッテンコロリン。ブナ林で朽ちて土になる樹木を観察。 気持ちのいい草原を抜けると「エ〜〜ッ!!」と、さっきより驚くような斜面を降ります。 年寄になった校長は最近一段と心配性が強まり、最後の50mはザイルを使って下ろしました。川を渡って今日の登山終了。 夕食後の1分間スピーチ。楽しかったけど疲れた〜・・と言う感想が4〜5人。 校長も、楽しかったけど疲れた〜。 28日 昨日の登山より早い、朝8:00出発。 サンショウウオが棲む場所まで徒歩1時間。 子供と一緒に参加のお母さん、昨日の登山でヘロヘロです。 だいじょうぶかな〜。でもみんなと一緒に元気に沢の中へ入っていきます。 昨年と比べると沢の水量が少なくサンショウウオの居場所が昨年と違います。 最初に見つけたのはナンとアイネにカオンにサホの3人組です。 大きなサンショウウオでした。 初めて参加する子達はもちろん小さな子はなかなか見つかりません。 そこへ飛び入りの強力な助っ人は栄光学園の生徒達でした。 アッチにいるよ。この辺かな。 初めて見つけた子が狂喜乱舞。 ナガレタゴを手掴みしたりイワナを手掴みした子もいました。 ベテラン・サトシが一人で7匹も捕まえました。 サンショウオの先生は夏の教室でお馴染みの箱根の石原先生です。 サンショウオが生きるために一番大事な環境は落ち葉です。 一年中落ち葉がないと生きていけません。 広葉樹の森は命の繋がり命の源です。 自然の森の大切さをみんなで勉強しました。 29日 起床6:00、就寝は21:30なので睡眠は十分のはず。 朝の散歩6:30。 体操の前に校長が森の斜面に♂シカ発見。 「シカに会いたい。シカに会いたい。」と言ってた子供達。 息をのむ感動の対面だった。 今日の授業は毛鉤で「魚釣り」。と言っても釣りだけの遊びじゃない。 ヤマメやイワナから森が見えるかな?、これがテーマです。 釣りの経験のある子もいますが擬餌針は初体験です。 その前に、講師の吉田先生から、川に魚がいるのは広葉樹が多いから・・と説明がありました。昨日のサンショウウオの生活とヤマメやイワナの生活も、まさに一緒です。 釣ったお魚のお腹から様々な種類の昆虫が出てきました。 自然の森が豊かなことは水の中の生き物に繋がります。 でも安心してはいけません。 丹沢の森は生き物が繋がる豊かさで考えるとギリギリの豊かさです。 「もっと豊かな森にしましょう。自然をこれ以上壊さないようにしましょう。森の学校の君たちが大きくなった時、丹沢の自然はもっと豊かになると思う。」と吉田先生のお話でした。 校長も同感です。 リコもアオイもユキも自分で毛鉤を巻きました。 心配した実釣も先生の指導で全員がヤマメやニジマスを釣る快挙。 先生も校長もビックリの成果でした。 釣ったお魚はみんなで美味しく頂きました。 山歩きも川遊びも、もちろん勉強も楽しい3日間でした。 ありがとう森の学校、ありがとう丹沢。 子供達の感想は会報「丹沢だより」に掲載されます。 是非ご一読ください。 |