6月16日 (日)  梅雨の合間。(Pa3

昨日、深酒しても5時には起きてる奴らがいる。
しかも声がでかい。
「もう少し寝たい・・」「お前ら早い・・」と言う奴がいれば、「百姓は5時半には田圃の水を見に行くんじゃ。田圃の向こうと話してみ〜。あの〜〜聞こえます〜・・って聞こえるか?」。
そりゃそうだけど・・。

朝飯7時は我が家と変わらんが、あれだけ飲んで二日酔い0人はたいしたもんだ。
4月竣工の新造実習船、式典に合わせて回航してきたとか・・。
大きさだけじゃない。装備も50年前とは比較が出来ない。

まずビックリは、実習船の後ろにボートが係留されている。
いまじゃガッコは釣り船オヤジの養成か?。

ワシらの頃は即実践養成の小型沿海漁船、早く言や〜イカ釣りだ・・と漁労科出身がボートを指して「の〜、の〜」と同調を求めている。
なんの同調だろう・・もしかしてまだ酔ってたりして・・。
南氷洋や北洋に憧れた時代と違い、今はこの手の船が生徒を呼ぶらしい。

今日の練習船見学はワシらだけじゃない。
船長も航海士も、その他の乗組員も第一礼装でお出迎え。
船内案内の現役は成績優秀を集めたようだ。
受けごたえがハキハキと「いい子」ばかりだ。

見学者の中に、当時の学校で唯一の女性を見つけた。
事務の滝澤さんだ。
あの頃すでに子供がいたので80歳オーバーだろう。
53年ぶりだが覚えているかな?と近寄ったら、「あれ〜中村かね〜、元気にしとるかや〜」と言われたが、年齢を数えたら言うのは私でしょう。
でも、お元気でなによりでした。

第一礼装の案内「皆様の事は学校の歴史として語り継がれています・・私は皆さんがご卒業された後に産まれました。」そりゃそうだ。
それにしても私らの存在は「歴史」か〜。

最もみんなが一様に驚いたのはトイレに「女用がある・・!」こと。
しかもウオシュレットだ。
女子も乗り組みますので「洗面所も男女別です」。
いまはそういう時代です。

いつも何処かに竹刀が置かれていた・・なんて、そんな時代がありました?。
竹刀で叩かれた生徒がいた・・なんて、そんな時代がありました?。

昭和から平成、令和となっても変わらないのは実習船の手前に繋がれているカッターだけかもしれません。
チャップンチャップンと小さく揺れる姿が妙に愛おしく、56年前の暑い夏を思い出しました。

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