5月1日 (金)  モヤモヤの5月。

キクザキイチゲが咲いた。
クマガイソウが咲いた。
丹沢の一年で一番きれいな季節。
私の一番好きな季節。
私が一番・・と思うのだから同様に思う人も多いはず。

ところが今年はコロナの影響で冬の土日より静かなGWの幕開けだ。
相手は目に見えない「菌」だからウチワで扇ぐ事も出来ないし、潰す事も出来ない。
それも、これまでにない恐ろしい「菌」と言われりゃ丹沢に居てもビビッてしまう。

さて、どうしたものか・・と思っても、出て来るのは「下手な考え・・」ばかり。
こんな時だ、国や県の偉い人達が色々と指示してくれるだろう・・と思っていたが、この間も書いたように、これが予想通り一番当てにならず、自分の事は自分で守れ・・みたいな。
言ってることは自粛のお願いの繰り返し。

ヤビツ峠売店シャッターの「自粛休業」の張り紙。
入れ替わりに写真を撮っていく人が居る。
なんで写真を撮るの・・と聞けば「面白いから」「その通り」・・と。
そうだよな〜。そうなんです。

前にも書いたけど、旅館業は補償なしの上に協力金の対象外。
自主的自粛と言われて収入はゼロ。
でも飯は朝昼晩と食べたいし、出来れば缶ビールくらい飲みたいから・・と。
でも、もしそこでお客さんを取ったら恐らく叩かれる・・だろう。
パチンコ屋を見れば良く解る。
年に数千万円の給与を貰ってる人が「俺の言う事を聞かない」と言って補償も支援もなしの店名の公表だ。
下々の人間は「おっかね〜」・・と自制が働いても不思議じゃない。

我が家は細々ながらも旅館業。
同じ様に細々でも製造業のような他業種と違うのは、社会が動き出したからといって即、売り上げや利益をあげることは出来ない。
もちろん値上げも出来ない。
そうかと言って国が薦めるところの無利子無担保融資と言え借金は借金だ。
今でもナイショの借金を抱える身としてはこれ以上の借金は精神的にも無理。

そこで飯代稼ぎはホームページのトップに紹介するように「密」にほど遠いドアツードアの日帰りフライフィッシングを通常営業。
エリアは元々キャンプやBBQを禁止。
1,8kmの川に週に数人、お客さんは我が家のボランテイアみたいなものだ。
あとはヤビツ峠売店の自販機のみ。
これもなきゃ餓死してしまう。 
このくらいはいいだろう・・。

あとは続き。

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