6月4日 (木)  たてばシャクヤク

5月になると、つい、この間までシャクヤクを見に行ってたのですが、この数年、何故か時間もなく、ご無沙汰でした。
今年こそ・・と、思っていましたが、やっぱり・・。
札掛、唯一の群生地で今年も静かに咲いた事でしょう。
白い花が目立つ年は雨が多い・・と、言いますが、自分が意識して見るか・・で、結構違います。
今日の気温はお昼で14℃、午前中に少々水仕事をしたら寒くなったので、ペチカに火を入れました。
お湯を沸かしてコーヒーを飲んで、時間つぶしに散歩をしたら、サルナシの花が咲いていました。
シャクヤクも綺麗ですが、サルナシの花も綺麗です。
サルナシは、秋の「実」に気を取られがちですが、小さく目立たない花が、山道を歩く私に、「チョット待って、私はココにいるよ」と、ささやいているようです。
梅雨空を背景に見上げるとき、歳とともに猫背の私ですが、一瞬背筋が伸びるのです。
明日、早起きして写真を撮ってこよう。

明日は午前中が厚木の保全センター、午後は横浜FM、ラジオは顔が写らないので安心です。

一昨日から、田中光常さんが写真を撮りに来ています。
田中光常と言えば、40年以上前になりますが、日本に「動物写真」というジャンルを確立した方です。
有名になっても、まったく変わらずお付き合いをしてくださいます。
もちろん、久しぶりに訪れた今回も同じ・・。
しかも、写真撮影のスタイルは、以前と同じで、いまだに一晩中ブラインドをかぶって動物の出るのを待っています。
今日で3晩目ですが大丈夫でしょうか。
田中先生は、学徒将校で、特攻隊要員だったと記憶しています。
それから数えたら、80歳を幾つか過ぎているでしょう。
この時代、いくらでも安易な撮影手法があるでしょうが、変わらぬスタイルには脱帽です。
今晩、良い写真が取れるといいですね。

ただいまの気温12℃、明日は雨か・・傘を持ちたくないので、曇りがいいな。