9月9日 (木)  待ちに待った「慈雨」・・か?

朝方に、雨が降り出した時は「いや〜、待ちに待った待望の雨・・山にもお魚にも最高だ・・」と喜んでいましたが、お昼頃から猛烈な雨に変わりました。
濁流は覚悟の上?ですが、今回は流木が多かった。
これは、春の重い雪で倒れた渓流沿いの木でしょうか。
こいつが一気の雨で水路の入り口に重なり、そこに、ご丁寧に土砂が堆積しました。

場所が場所ゆえに重機が使えません。
太い木はチェ〜ンソーで短く切る・・、まずは私がお手本で数本。
後はいつものように、引き続き若者木村の出番。
力を合わせるのは、若者と中年のアイノコ原島。

流木のあとは、土砂の掘り起こしで、これも、ひたすら人力・・。
腰が痛い、腕が・・背中が・・と、言ってる間に何とか終了しました。
前回(4年前・・か?)と違い、養魚地に土砂の流入がなかった事、水が止まらなかった事・・。
お魚も無事で、とりあえず、ひと安心でした。
前回は、多勢のフライフィッシャーマンにお世話になりましたが、今回は、3人で何とか片を付けました。

朝からの作業でしたが、夕方には川の水も綺麗になり、綺麗になったら不思議なもので、イワナやヤマメがピチピチ跳ねていました。

お見舞いの電話やメールを頂きましたので、この場を借りてお礼申し上げます。

ところで、大雨のたびに思う事・・TVで台風の中継やら、濁流の中継など・・吹き飛ばされそうになりながら・・「すごい風です」「恐いくらいの濁流です」と、リポーターが絶叫している。
TV見ながら、「こいつらバカじゃね〜の」と、思います。
強風も、濁流も、見りゃ解かる、本人がTV画面に出たいのか、アホ上司に「行け!」と理不尽な命令をされるのか知りませんが、今回、ついに怪我人が出ちゃいましたね。
こんな、くだらない現場実況が見直しされる代償としては、怪我をした人に同情します。

猛暑の中、歩き回る都会の人を見て、「都会の人って強いな・・」と、感心していましたが、今回の大雨の中、普通の靴で冠水した道を歩いています。
私は、雨が降れば、傘。
風も吹けば合羽、足は・・長靴です。
全身を防御しないと安心できませんが、それに比べて、あの格好・・、都会の人は、やっぱり、強いです。

「写真説明」
人力だと、ちょっと、気が遠くなるような光景です。
久しぶりの雨は、いくら大雨でも、雨は山に沁み込み、川の水の引きが早いのです。
早く取り除かないと、池に入る水が止まるぞ、ヤマメが死ぬぞ!。
夏でも、水に入りっぱなしは身体が冷えます。
とは言え、厚手の胴長靴の着用・・見ていたオジサン(オジ〜サン)「シベリアじゃあな・・」なんて言っても、解かる訳ないでしょ、いまの子に・・。
16時40分、作業完了、少々早いけど今日はお終い。

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