5月17日 (金)  花の色

白い花が綺麗に見えると雨が多い・・。
今年は、ウツギやタモなど、白い花が目に付くので、昔の人の言い伝えを書き、雨予報をしました。
それから気づいたのですが、目に付く花の色は「白」だけじゃありませんでした。
この数日、満開の藤の花、今年はひときわ綺麗な紫です。
黄色のカヤランも満開でした。
みんな綺麗に見える年は・・どうなんでしょう。
そう言えば、春先のスミレも綺麗だったし、ヤマルリソウも綺麗でした。
ところで、花屋さんで売ってる「わすれな草」、あの花の元がヤマルリソウ・・って、知ってましたか。
私は30年くらい前に知りました。

あの頃、丹沢の麓に、「恵泉」という女学校がありました。
花や果物をつくっていました。
まだ、その学校と親しくない頃、厚木からの帰り道、ラッシュを避けて近道を走っていた時、街灯もない三叉路の真ん中に、さらにタライを真ん中にして女の子が3人、路上に座っていました。
私がよけるように徐行すると、その女の子達が「オジサン、花買って・・」と、寄ってきたのです。
一束100円だったか、30円だったか忘れましたが、暗闇での押し売りに、「オジサン、この花売れないと捨てられちゃうの・・」と言います。
「買って、お願い・・」と、かなり切実そう。
どうせお家に帰るのだから、タライの中の花を全〜部(・・と言っても5〜6束)買っちゃいました。
季節に、畑に花を入れ替える時、まだ元気な花でも捨てちゃうそうです。
その時に、当たり前として、淡々とこなす学生もいれば、かわいそう・・と、泣いちゃう学生もいるそうです。
後で聞いた話ですが、夜の路上で売ってた子達は、泣いちゃう子達だったそうです。
いい学校、いい子達でした。
わすれな草とヤマルリソウの話しも、後日(・・と言っても、それから数年後)その学校の助手から聞きました。
ま、この話しも長くなるので、いずれ、そのうちですが、ナンの話しだっけ・・。
そうだ、花の色と季節の話しだ。
・・で、綺麗な色の多い年なので、予測困難になっています。
写真は、境沢林道の藤の花。養魚場のカヤラン。
ハウチワカエデの紅い花。・・でした。

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