10月19日 (日)  批判される・・を、覚悟の上で。

朝日叩き 「うまくいった・・」と、自民党が喜んでいる
しかし、一つの地域で捏造記事があったにせよ、日本が他国を侵略した罪が消えたわけではないのに・・。鬼の首を取ったような喜び組の自民党と一部のメデイア。
本気で国家国民の名誉を考えるなら、土足で踏み込んだ国家、民族に対して、本気で謝罪すべきだろう。

叩いた人間は忘れても、叩かれた人間は忘れないはず。

戦後のドイツと日本の大きな違いは、自分が犯した戦争に対する向き合い方だと思う。
ドイツは、逃亡する戦争犯罪者を世界に追い、戦争犯罪を自分の手で裁いた。
我が国は・・と言えば、恥ずかしくて言葉がない。
故にドイツは評価され、我が国は米国始め、いまだ各国から軽く見られている。

吉田調書も、朝日のデタラメ記事が出たから、政府も渋々反論のために出したもの、朝日の捏造記事がなければ、吉田調書は永久に国民の前に出てこなかった。

ただ、一億国民から総バッシングされそうだが、吉田さんの事、世間は少々美談として取り上げすぎじゃないか。
ちょいと考えれば解る事だが、所長と言えば原発施設の総責任者、事故の責任は全て我に有りだ。
事故が起きれば、命を張って対応するのは当たり前の事。爆発事故の責任者としては、会社や部下のために腹を切るのではなく、福島県民、日本国民の為に腹を切るべきだろう。

発表された吉田調書に、テレビのコメンテータが涙ぐんでいるのを見ると、昔の大本営発表を聞きながら涙してたのと同じ、操りの類である。こいつら馬鹿か・・と思い、テレビのスイッチを切った。

街中の工場が爆発し、死人や怪我人が出れば、会社の社長も、工場の責任者も逮捕される。
一般市民に犠牲が出れば尚の事、あるいは事情聴取される。普通はそうだ。

日本の国土の一部を人が住めない白図にしながら、なぜに吉田さんは逮捕もされず、警察から事情聴取もされないのか。
答えは簡単である。所長を逮捕すれば、長年、原発を推進してきた自民党(公明党も)に類が及ぶからだ・・と思う。

まあ、朝日もドジを踏んだもんだが、政府の広報紙と間違うような新聞が、朝日を「偏向」呼ばわりするのを見ると、これも、メデイアを権力に抱き込み(抱き込まれ)戦争に突き進んだ昭和の初めと、構図は一緒なのだろう。

週刊誌の見出しを見ると(中身は知らないが想像できる)容赦ない一方的批判は、メデイアとしての批判の域を超えているように感じる。言論の自由を逆手にとったような表現は恐ろしい。
朝日が売国奴なら、沖縄を売る人間も同罪のはずだが、この手のメデイアは、これには批判しない。

政治家は「そんなもの」だが、メデイアまでが権力に媚を売る世の中では、子供のイジメがなくならないのは当たり前。

朝日を「偏向新聞」と言う政府の広報誌メデイア、この新聞社にも、昔は環境系で「いい記者」がいたけど、あの記者さん達は、まだ居るのだろうか。

それにしても、政治家はもとより、メデイアも含めて、最近は中身が軽いだけでなく、言葉にも対応にも品がない。
唯一、真面目かな〜・・と、多少期待した二世議員の小渕嬢。
結局、政治家は五十歩百歩。小沢を殺し、辻本を議員辞職に追い込んだ3年前が自分にブーメラン。所詮やっぱり自民党だった。

私は自慢じゃないが、選挙権を頂いた二十歳から、ズ〜〜っと、自民党一本。
自民党リベラルが、日本の政治と思っていた。
悲しいかな、いまの自民党に政治家は不在。
この二十年、私の投票は、すべて死に票になっている。

偉そうに評論家と称する人達が、選挙に行く事が国民の義務・・と言うけどね、投票するに値する候補者が居ない時はどうすんの?。
投票に値する政党がない時は、どうすんの?。
この国は、どこへ向かうのでしょう。
私は数年で居なくなる歳ですが、それでも最近、また、鬱になりそうです。