Diary 2014. 2
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2月28日 (金)  2月もおしまい。

まだ、大雪の後遺症が続いていますが、なんとなく、先も見えてきました。
ただし、宮ヶ瀬方面は、まだ、除雪が完了していません。
札掛橋から先は、道路が雪原です。
宮ヶ瀬方面は、宮ヶ瀬集落やバス路線に除雪が手間取った事と推測。
山の中まで手が回らなかったのでしょう。
県道も、林道も、本来の行政機関でないところが除雪実施してくれました。

養魚場までの除雪も、もう少しです。
今日は、養魚場の導水路の雪落とし。
雪が分厚い間は安心ですが、この厚みが半分になったら、誰か(・・と言っても、私かクリちゃん)が落ちます。

この二日間の、雨と暖かさで、積雪が半分になったと言え、まだ、この積雪。
それでも、途中まで軽トラで行けるようになりました。
半分でも、ラクチンです。
文明の利器はたいしたもんだ。

明日、明後日に、また、雪予想が出ましたが、チョッと休憩して欲しいです。

それにしても、今月は真面目に日記を書いたものだ。
小学生の時の宿題でもやらなかったのに、こんなに長続きするとは、暇だったんだな〜。

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2月26日 (水)  状況報告。

4〜5日の下界との隔絶は、「また、格別・・」なんて言いますが、これだけ長いと、少々不安になったのは、やはり歳のせいでしょうか。
昨日、道路が全通し(片方だけですが)、今日は早速、新井が買い出しに出かけました。
ついでに、病院にも行くそうです。
日記を読んでる人はお解りですが、大雪3日めに、屋根の除雪中に、屋根から落ちたのです。
・・と言っても、我が家の高い屋根でなく、本人の自宅屋根。
平屋なので、屋根と落とした雪と、ほぼ同じ高さですが、どうも、外れに落ちたようです。
この数日、膝を押さえては、痛い痛いと言ってました。
お医者さんは、「使うな・・」と言ったとか。
ま、大事に至らなくて良かった。

私も、軽トラで、道路の様子見に行きました。
道路はきれいに除雪されていましたが、4台の除雪車が、さらに道幅を広げていました。

それでも、除雪された雪の壁は、背丈の3倍くらいの場所が何カ所もあります。
雨が降ったり、気温が上がったりすると、少々危ないかな。
しばらくは、一般車通行止めも仕方ありません。
それに、クルマが入らなければ、除雪作業も捗ります。

ヤビツ峠は雪の山。
近いうちに出かけて、小屋の周りの雪掻きをしなきゃね。
また、腰が痛くなりそうだな。
バックホーでも来ないかな。
峠手前から、丹沢三峯が綺麗です。

通行止を無視して入ってきたクルマを見ました。途中でUターンして戻りましたが、無理して入ってきても、どこも駐車スペースはありません。
たまに、空いてるスペースは、すれ違いのため、または、作業車両のためです。
山へ登る人も、もう少し我慢しましょう。

峠を越えると、杉やヒノキの人工林が、惨憺たる光景を見せます。
ほとんど全滅に近い状態の人工林もありました。
水源税の出番かな?。
我が家方面は、雪や雪崩は多くても、倒れた木々はありません。
これだけでも、良かったナ。

養魚場までの道路が開いて、雪崩に埋まった小屋を掘り出して・・。
明日、濁流になるような大雨だけは勘弁してね。

養魚池の改修工事は、春どころか、来年に先送りか?。
歳を取ってる間がありません。

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2月25日 (火)  孤立・・解消。

吊り橋の向こうに、除雪重機が見えた時は感動したね。
アスファルト路面が見えた時は、なお感動。
なんたって、17日ぶりの通行止解除。
まだ、秦野方面だけですが、それでも万一を考えたら、今日から安心して眠る事が出来ます。
平塚土木さん、有り難うございます。
岡田組さんも、栗原建設さんも、有り難うございました。
丁度、道路が開いた後、夕方に、NHKから電話がありました。
先週、問い合わせがあった記者さんからでした。
食料や燃料(灯油)はどうか、道路の除雪は進んでいるか・・と言った内容です。
お礼を言いつつも、現実に神奈川県で、自力で脱出不可能な孤立世帯が4世帯あるのに、ニュースで取り上げられないのは何故か・・?と、聞きました。
記者さんも、行政に問い合わせたら「ない」と言われ、ニュースとして取り扱いが出来なかったと言います。
「でも、そうですよね〜」と、なぜか不思議と言ってました。
孤立集落(世帯)の基準って、私は、自力脱出の可否と思っていましたが、基準の内容を知りたいと思いました。
今回は大雪でしたが、いつの日か居住してる事を忘れられてしまう、そんな気がしました。
宝くじが当たったら、土建屋さん並の重機を揃えようと思った、17日間でした。
でも、色々な人から、お世話になった17日間でもありました。
食べ物を背負っての、差し入れの人達。
重機の場所まで毎日歩いて除雪にあたってくれた土建屋さん達。
人との繋がりの有り難さを改めて感じた17日間でもありました。
お見舞いの電話やメールをくださった方々、すべてに感謝します。
ただし、除雪はされても、倒木や雪崩の危険があるため、当面、一般車両は通行止です。

夕方、除雪の人達が、重機を置いて帰る・・と、言うので、チョッと借りて、私が森の家の出入り口を除雪。
オペレーターから、「玄関、ぶっかすな(ぶっ壊すな)」と、指導されました。

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2月24日 (月)  生き延びた・・。

神奈川で唯一の孤立集落?の、札掛へ。
昨日、今日と、大量の生鮮食品が到着しました。
・・と言っても、行政のお世話ではありません。
先日も書いたように、我が家は8日の大雪から孤立状態。
除雪は頑張っているようですが、いまだ開通の目処がたちません。
米味噌醤油に缶詰&乾物はありますが、生鮮食品は当然ながら品欠気味。
まあ、他人に聞かれりゃ、「だいじょうぶ・・」と答えるものの、常備薬と同じで、なきゃ困ります。
若い頃からココへ来ている人達が、昨日3人、今日2人と、我が家の食糧事情を心配して、雪道を担いできてくれました。
写真で解るようにザックから大量の食品。
これ、一人分の荷物です。
無理して、明日、体が痛くならないか・・チョッと心配。
でも、久しぶりの青物に、一番喜んでいたのは女房です。
これも、久しぶりに、冷蔵庫の中が満杯になりました。
「いいところに住んでいますね・・」と言われると、臍曲がりの私は、「今度、大雨の時に来てみな・・」と、言ったりします。
雪もココまで降ると、飽きますね。
・・と、言うより、この不便さを考えたら、新潟の人達は偉いです。尊敬します。
それを解消に努めた田中角栄の銅像も納得出来ます。
まあ、暇なもんで、いろんな事を考えますが、この環境で、夫婦二人だったら、結構、不安でしょうね。
今日、荷物を担いできた一人は、ココへ行く・・と、言ったら、除雪の土建屋さんが、途中まで、除雪車の横に乗せてくれたそうです。
荷揚げをしてくれた人達はもちろんですが、除雪の土建屋さん達にも感謝、大感謝です。
雪が溶けたら、3倍返しでお礼せねば・・。

今日も美味しいご飯を「ご馳走様」でした。

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2月23日 (日)  待望の除雪・・

昨日、我が家の荷揚げから帰った人が、帰りがけに、「上の方は青山荘あたり・・、下の方は、地獄沢より札掛寄り・・、もうすぐですね。」と、除雪状況の写真を送ってくれました。
明日明後日くらいには、ココまで来るでしょうね。
待望の道路回復です。
除雪されてもクルマが出なきゃしょうがいない・・。
で、クルマの周りの除雪をしました。
昨日、我が家に荷揚げに来た2人が、「これから帰る・・。」のを、チョッと待ってろ。
クルマ周辺の雪掻きしてから帰りました。

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2月21日 (金)  暇で、日記もきまぐれじゃなくなった。

お魚に餌をあげるだけですが、朝から、雪道の往復です。
スノーシュートレッキングも、遊びなら楽しいのですが、それが毎日の仕事となると、結構、カッタリーです。
歩いていると、時々、何処からか、カ〜ンッ!と、音がします。
山の上からの落石が、ガードレールや、転石防止ネットの支柱に当たる音です。
解っていても、そこそこ、ドッキリします。

今日は、養魚場からの帰り道、若者クリちゃんが、雪の斜面を滑落!。
とっさに掴まった木の枝、これが枯れ木。
ボッキン!と音がして、枯れ木と一緒に、笑いながら(たぶん)の滑落でした。

さて、動物の糞ばかり写真を撮っても仕方在りません。
今日の帰り道は、雪崩で押し流された蔦を集めてきました。

娘が、見よう見まねで、なにか・・を、つくろうとしています。
ゴミになるんじゃないか・・?など、思っても口には出せません。

オヤ、なんか形になってきたぞ。

あら、いいじゃない。

藤沢で頂いてきたサザエさんの籠台。

もしかして、うちの娘、天才かも・・なんて事は言いません。
でも、人は来ないし、もちろん収入もないし、雪で閉ざされて、ボケッとしててもしょうがないので、内職にするか。

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2月20日 (木)  大雪を溶かすか、気持ちが温かくなった今日

8日から雪で缶詰状態が続き、日付も曜日も解らなくなってきました。
厨房の後ろの雪掻きをしました。
雪を除いたからといって、いまの状況が変わる訳ではありませんが、ゴミバケツを堀り出さないと、生ゴミが溜まるばかり。

雪崩で潰された小屋の中は雪で埋まり、布団はもちろん、冷蔵庫も3mくらい押し出されていた。
この辺と、目星を付けた場所をクリちゃんがスコップで掘り、電気のこぎりや、ドリルを見つけ出しました。
小屋の倉庫は、雪が天井まで埋め尽くしていて、天井に取付けてある配電盤を探り出すのに、一苦労。
狭い暗闇でクリちゃん奮闘、ブレーカーが降りていて一安心。

今日は、午後の3時頃、「こんちは!・・」と、家族以外の人の大きな声。
驚いて玄関を見ると、道路を管理する土木事務所の若い役人が笑顔で立っていました。
「色々とご不便をお掛けしますが、頑張って除雪しているので、もう暫く・・」と。
その上、担いできたザックには、お土産のパンがいっぱい。

雪が降って、住民に大きな影響が出ているのに、高級焼肉店で焼き肉を食って、指摘されたら、止めて状況が変わる訳じゃない・・なんて言う政治家が居る一方で、神奈川には、こういう役人が居ます。

業務と言うかも知れませんが、私達でも、用事がなければ歩く事をためらう雪の中です。
暫くの猶予を・・と、言われたら、少々の我慢は仕方ないか・・と、思います。
それにしても、8日以来に聞く他人の声でした。
役人が戻ってから、甘い物が食べたい・・と言ってた女房や娘と、もちろん私も、美味しく頂きました。
「なにか希望があれば、今度来る時にお持ちします」と言われましたが、そこまで甘える事は出来ません。
普段なら、平気で忘れる事もありますが、毎日服用する薬が4〜5日前に切れています。
変なもので、こういった状況になると、飲まないと調子が悪いような気がします。
その話しをすると、病院へ連絡をとってもらえば、今度来る時に届けます・・と、涙の出るような対応。
土木事務所のファンクラブがあれば、入会したいくらいです。
有り難うございました。
ご馳走様でした。

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2月18日 (火)  養魚場

年寄りの私と、年寄りに一歩手前の新井は、連日の雪下ろしと雪掻きで、今日の午前中は骨休め。
若者クリちゃんと娘が、「行けたら・・」と、4日ぶりに養魚場へ出発。
「途中で戻っていいから、無理しないでね・・」と、私。
先週の雪でも、養魚場まで1時間。
しかし、二人とも、若者。
戻ってきて、写真で報告。
雪崩の勢いで曲がったガードレール(写真1)。
山の斜面、そのままで、雪に埋まった道路。
養魚場へ着いて、一見変わりなく、一安心も束の間。
遠くから見て何ともない・・と、思った家が、近づいて見たら、山から押し出した雪崩に埋まっていました。
雪は、壁と窓から、冷蔵庫や作業具、長靴などを巻き込み、室内を埋めています。
水深の浅い池は、池に雪が積もり、泳げなくなったイワナやヤマメがたくさん死んだようです。
降雪から2日間、我が家の目の前の渓流が、雪に埋もれて流れがなくなりました。
それを見てれば、池に雪が積もるのは容易に想像できます。
生き残った魚に、クリちゃんが、餌をあげたそうです。

お正月に孵化したイワナと、去年のイワナ&ヤマメは無事だったそうです。
明日、我が目で確認してきましょう。

神奈川県唯一(たぶん)の孤立集落からの報告でした。

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2月16日 (日)  孤立集落

・・と、言っても、総人口10人に満たないから、孤立住居ってトコですね。
下界は、もっと手間が掛かるでしょうから、手が空いたら、孤立住居もお忘れなく。

これ、屋根の上で、「なにしてるの?」と、聞いたら叱られます。
薪ストーブの煙突を掘り出してるところです。
灯油は貴重品です。
暖房は薪にしましょう。
・・と、言っても、煙突が雪の中じゃ燃えません。
雪の前に、若者クリちゃんが、「これでもか!」と言うくらい運び込んだ薪です。
今日は暖かい夜になりそうだ。

お昼過ぎに、森の家へ様子見に行きました。
・・と言っても、100m歩くのに、20分〜30分かかります。
まあ、建物は無事ですが、屋根から落ちた雪で、そのまま屋根に上がれます。
入口付近は、雪崩で道路が埋まっていました。
県道が除雪されても、林道が除雪されなきゃ、我が家も森の家も動けません。
林道の除雪、また、「お金がない・・」って、断られちゃうかな〜。
自衛隊に災害救助でも要請するか。
アッシ、早く偉くなって、ヘリで物資投下してくれ・・。
今日は暖かいので、雪溶水が、食堂へ侵入してきます。
そこで、食堂の庭側を除雪しました。
これも、結構、きつかった。
この雪、不足してると言う、ソチに分けてあげたいです。
明日は煙突周りの雪を降ろさなきゃね。
雪の向こうの大屋根の除雪はおわりましたが、こちらは、まだ。
屋根に傾斜があるし、そのうち落ちるだろう・・。
と、思っていましたが、明後日から、また、雪とか。
お家が潰れたら、薪ストーブどころじゃありません。
それと、気懸かりは、やっぱり養魚場。
養魚場はココから僅か1kですが、積雪は2〜3割増です。
薪小屋が潰れているかも知れないし、お魚もお腹を空かしているでしょう。
とりあえず、一度行って、周辺の雪掻きと、水回りを見て、お魚に餌をあげたら、帰って来ましょう。
8日の雪の後、養魚場まで、スノーシューを掃いても1時間掛かりました。
明日は弁当持ちだな。
お茶も持って行こう。

では、また明日。

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2月15日 (土)  大雪

産まれて初めての大雪です。
夜中に、目が覚めたら、物干しが見えません。
6時半頃から朝飯抜きで屋根の雪降ろしです。
いま、やっと一段落、お茶を飲みに降りてきました。
玄関先で1m50pくらい、これでも、4時頃に比べたら結構ひずみました。
とりあえず写真を・・。

屋根に登るのに一苦労。
奮闘する娘。
屋根から降りると、嫌になるので、屋根の上でお茶菓子で休憩。

朝から飯抜きで5時間、やっと大屋根の除雪が終わり、一安心。
高さ1m30pくらいか、腰が痛い、腕が・・、なんて言ってたら、お家が潰れます。

午後は、厨房の裏の雪掻き、これが、また、半端じゃありません。
とりあえず、姿の見えないLPガスまで辿り着きましょう。

作業の注意は、怪我しても救急車は来ない。です。

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