Diary 2019. 11
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11月17日 (日)  丹沢フォーラム

秋晴れの真っ青な空の下で丹沢フォーラムを開催しました。
定員は40名でしたが「どうしても・・」と言う方を無理やり押し込み行政関係者を含めた参加者は47名でした。

丹沢フォーラムは丹沢の自然再生を主テーマとして年2回開催し、専門家の知識と解説を聞きながら現地&現場での意見交換をします。
議論の内容などにより行政へ要望提出も行います。

昨年の5月にブナ林再生。11月には高標高人工林の取り扱いと今後。
そして今年の5月には自然公園の保護と保全、利用の在り方を考え議論しました。
共通するテーマは丹沢の自然再生ですが事業実施の為に必要な財源も話題になります。

今回のテーマは@中標高域人工林の整備状況と効果。
A市街地周辺に残る雑木林(二次林)の保護と利用です。
午前中の人工林管理の整備と効果では、森林組合職員の説明と質問に対する応答が実に真摯。
参加者から事業の財源である水源税に関しての質問がありました。
「森がきれいになるのは理解出来るが、県民の税金で実施しながら県民への還元が見えない」。「森林所有者の負担がないのはおかしい」。等々。
しかし、森林組合の仕事は「森林整備」。
具体的な税の質問は森林組合の「範疇外」。
職員が説明するには限界があります。
途中で県職員の説明と私の少々茶化した助言で〆ました。
ただし、質問者の疑問はいつも私が思うこと。
でも真面目に返事をする職員に森林組合の評価が高くなった気がしました。

歩きながら、森林組合の職員に「仕事じゃなくていいから、どんな森をつくりたいか」と尋ねた人がいました。
答えは「蕨が出てくるような山」と言われ、「感動した」・・と。
杉やヒノキを植えるのが使命みたいに言うかと思っていたらしいです。

午後は名古木の雑木林に入り、神奈川県自然環境保全センター職員の専門的知見に基づく「やさしい説明」にこちらも納得。
雑木林の大切さと、将来に渡り守るべき森である事を理解しました。
東京や横浜はもとより遠いところは千葉からの参加者もいました。
開催場所は秦野市でもあるため秦野市の会員に声掛けして貰いました。
おかげで活発な意見も多く出ました。

ただし、出来ればもっと秦野市民に関心を持って欲しいと思いました。
それは、いま秦野市では表丹沢の活用を含む秦野市全体の整備計画を考えています。
以前ここに書いたようにヤビツ峠と言う狭い地域で狭い観念に捉われ事業計画をしている事に100年経っても変わらない行政事業を見る思いがしました。
事業に係るお金は市民が納める税です。
ならば100年経っても活きるような事業を考えて欲しいと思います。

現行の「かながわ水源環境税」然り。
森づくりに夢をもつ若者の夢が叶うような、誇りを感じるような税の使い道が必要と思います。
税の専門家や役人が笑っても市民に利益還元してこそ「税」のはず。
多くの市民が森に触れ森の大切さを実感し、健全な森を育成し、その森を残すために「それなら出そう」と言わせる仕組みが必要に感じました。
各参加者の感想は会報「丹沢だより」をお読みください。

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11月13日 (水)  停電一ヶ月

近況報告。
お客様相談窓口の方・・ごめんなさい。
でも私の偽らざる印象です。
東電の今後の為に。

道路の崩壊土砂や曲がったガードレール。
壊れた電柱や切断された電線。
少しずつだが撤去や除去が進んでいるようだ。

つい先日までは札掛から2kmがやっと(崩壊土砂除去)・・と言ってた土建屋さんの現場監督さん。今日会ったら、「塩水トンネル(札掛から約6km)まで行った。
12月の中旬までにはなんとかなるかな〜・・」と、嬉しい報告。

東電の渉外担当次長さん
「道路の土砂除去ごとに電柱電線を補修し、道路開設と同時に電力を回復したい」。
東電の技術屋さん。
「緊急の時は電柱の1〜2本飛ばしながらでも電線を引き電力を回復する。飛ばした電柱の処置は後でいい。」と心強い作業説明。

県土木の所長と課長。
「少しでも早く道路を回復することで生活再建の役に立てたら。」と、今日は宮ケ瀬から15kmを実地検証しながら歩いて来てビックリ。
・・関わる皆さん方から力強い応援を頂いています。

・・が、一人、東電お客様相談窓口の担当者だけがニコニコと顔だけ笑いながら「ご迷惑をお掛けし申し訳ありませんね・・でも電力回復は3月か4月いっぱい」・・と。
「エッでも次長さんが・・」と言えば「私は発言を承知していない。その発言は確認します」。
東電って、次長より相談窓口の方が偉いのか?。

熱中症で死者が出るような炎天下でも、氷点下の雪の中でも。
大雨の中ビニールの袋をかぶってでも電柱の上で仕事をする「東電さん」を見て、原発は嫌いだが、少なからず「東電さん」の働きを応援していた。
一所懸命が解れば、道路開通の約束期日が十日や二十日ずれ込んでも許容範囲。
毎日ガソリンを買いに行くスタンドのオジサン。
「電気代なんて当分払わなけりゃいい。被災地はそのくらいの優遇があっていい。」
・・と私の代わりに怒ってる。

東電・・情報では、相変わらず清川村に停電世帯なし・・の表示。
我が清川村札掛、停電して一ヶ月だが停電世帯なし・・と言い切る一社独占企業には恐いものを感じる。
技術屋さんが口を開かなくなり、次長の発言を「確認する」と言うお客様相談窓口。
東電って、どういう会社なんだろう。


11月8日 (金)  子供達のキノコ。

煌希、在要、禅、海友、愛音、白夜、真由・・。
森の学校の子供達・・名前を覚えるだけで大変。

・・おっと、そんなことじゃなかった。
君たちの植えたキノコがいっぱい出て来たよ。
麓の秦野なら届けられるけど、川崎や横浜・・都内じゃな〜。

キノコは足がはやいからね、採りに来るのが無理なら、校長の口で処理するか・・。

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