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2011 夏の教室 活動報告

2011 森の学校 夏の教室   8月14日(1日目)のスケジュール
テーマ自然を体感する
目 的丹沢の自然、生き物とのつながり、水がきれいなこと、大切なことを理解する
渓畔林について理解する

時間 所要時間 内容 担当 注意事項 場所 準備・道具
8:00 スタッフ集合
打ち合わせ
柳川
村上
長澤
3日間のプログラム確認
流れとねらいの確認
10:00 参加者 秦野駅集合
11:00 参加者到着
開講式・部屋割り・荷物整理
講師&スタッフ紹介
12:00 1時間 昼食
出発の準備
トイレすませる
ヤマビル対策
丹沢
ホーム
□塩・飲み物
13:30 15分 「自然を体感する」
予定紹介、ヤマビル対策
名札づくり
中村 森の家外 初めての子にも解かるように
13:45 2時間 沢を遡上
・渓畔林の役割と思われる
 ポイントで解説
・生き物痕跡など観察
・カワゲラの抜け殻や成虫
 観察
長澤 森の学校全体につながる
生き物と森と水のつながり
と大切さを理解する

帰りは沢伝いに戻る
森の家〜
栄光ヒュッテ上
□解説資料
15:45 15分 川原でまとめ ホーム下の
川原
16:00 2時間 入浴&自由時間
18:00 90分 夕食
19:30 1時間 参加者&講師&スタッフ
自己紹介
丹沢の話しのスライド
翌日の活動説明
中村 □プロジェクター
□パソコン
21:00 就寝

1日目
これから4日間、渓流と周辺の森「渓畔林」を学習します。


まず、橋の上から、渓流を包むような樹木「これが渓畔林だよ・・」。


二つのチ〜ムに分かれて出発。


水の中や石の上に、生き物の痕跡を探します。


渓流には、右や左から小さな沢が合流します。
イワタバコの紫の花がきれいです。


男の子二人・・ウ〜ッ!気持ちいい!


遊んだあとは、もちろん勉強。
渓流の水が冷たい理由が解かった!・・かな。


2011 森の学校 夏の教室   8月15日(2日目)のスケジュール
テーマ渓畔林の役割を探す
目 的渓畔林についての理解を深める

時間 所要時間 内容 担当 注意事項 場所 準備・道具
6:30 起床
朝の散歩・体操
まこと
7:00 朝食
準備
トイレすませる
ヤマビル対策
□塩・飲み物
8:20 養魚場に移動 着替えの荷物を入れた車を
林道終点に配車
8:40 10分 渓畔林の役割や一日の流れを説明 柳川 着替えの荷物を入れた車を
林道終点に配車
養魚場 □渓畔林ハンドブック
8:50 3時間20分 川を遡上しながら
グループワーク
渓畔林の役割を果たしていると感じるところを探し、
写真を撮影
・主要な植物観察
・渓畔林の生き物観察
写真撮影はリーダー ゲート先〜
二層林前
□温度計
□解説資料
12:00 1時間 昼食 二層林前
13:00 50分 ・川原のイヌシデとクマシデ
 観察
・スリットダムまで遡上して
 スリットダムの役割などを
 説明
*間伐体験の予定だった
 が中止
13:50 1時間 林道を歩いて帰る 一旦養魚場で休憩 境沢林道
14:50 2時間 おやつ&シャワー
16:05 45分 ふりかえり(写真発表) □プロジェクター
□パソコン
16:50 70分 自由時間
18:00 60分 夕食
19:30 2時間 アニマルウォッチング 柳川 車1台(子供のみ) 養魚場?
21:00 就寝

あまりの猛暑で、登山を中止。昨日の続きで、さらに上流を歩く事にしました。
出発前に、学習内容や注意点を話します。

7月20日の大雨で流出した流木がたくさんあります。


女の子二人、「何か見つけた?」・・かわいい沢蟹がいました。


元彌や、「もう裸か!」「だって、どうせ濡れちゃうなら、最初から裸がいい」


スタッフ見習いの高校生(森の学校現役OB)、ツルに捕まりタ〜ザンごっこをしています。


渓流の近くまで植えた杉林では、土が大きく抉られ、崩れていました。
それに比べ、広葉樹は根で石を抱え込み、強い流れにも耐えています。


大きな子は、小さな子の面倒を見ます。


危ない場所では手を貸します。


渓流の上に這う太いツルは自然の揺り椅子。
楽しそうだね。


僕は一番の収穫。「シカの骨と角を拾いました」


今日の目的地は、もうすぐです。
渓畔林の名前の通り、沢は木々に覆われ鬱蒼としてきます。


こんなトコにクワガタがいた!、かわいそうだから放してやれよ・・。
クワガタは、葉っぱの裏に無事帰る事ができました。


最後の学習場所、スリットダムです。
太い流木や大石が重なり、でも、水は上下で同じ高さを流れています。
スリットダムの効果が解かりましたか?
帰りは駆け足。
美味しいスイカが待っていました。


2011 森の学校 夏の教室   8月16日(3日目)のスケジュール
テーマ森の学習・植生調査
目 的 渓畔林の植生保護柵設置によって、植物がどのように変化していくのかを知る
渓畔林林ハンドブックに乗っている6種のうち3種は覚えてもらう

時間 所要時間 内容 担当 注意事項 場所 準備・道具
6:00 起床
朝の散歩・体操
7:00 朝食
準備
トイレすませる
ヤマビル対策
□塩・飲み物
8:00 2時間 葉っぱに親しむ
・樹木観察、葉っぱ採取
 6種+α
村上
柳川
長澤
・室内で事前になぜ植物観察
 をするのか説明
・行きは全員で植物観察
・帰りに班ごとに6種+好きな1種
 を採集する。
ホーム前
林道
□高枝切りバサミ
□剪定ばさみ
10:00 2時間 拓葉標本づくり
葉っぱの特徴を調べて記入
□図鑑
□クリアファイル
□A4用紙
□筆記用具
12:00 1時間 昼食
13:00 植生調査の説明 柵を見ながら説明
・目的や意義
調査区S2で全体で調査方法
について説明
林道
13:30 1時間 調査A斜面(雑木林)
休憩
柳川
村上
長澤
2班編成
1班2箇所調査
最初はじっくり
(斜面全4区画)
こまめに休憩をとる
飽きた子のフォロー
調査票・バインダー・鉛筆
・コンベックス・双眼鏡(各スタッフ)
・ルーペ(あるだけ)・標本
14:40 1時間 調査A平地 1班1箇所は調査する
余裕があれば2箇所
(平地全4区画)
15:40 20分 まとめ・ふりかえり 森の家の柵を観察して将来、
サントリー柵がどうなるのか
想像してもらう。
16:00 2時間 入浴&自由時間
18:00 90分 夕食
19:00 90分? 暗闇教室
森の静けさを体験
「一人じゃどうしても怖い」
という人はスタッフが対応、
申し出てもらう
21:00 就寝

ギョエ〜ッ!、こんなに葉っぱの名前覚えるの?。


そうだよ、これは、ほんの一部だよ。


ヒエ〜!。


2メートル四方の中に、どれだけの植物があるかな?、少ないから簡単じゃん。


では、次に移動しましょう。エ〜ッ!、葉っぱばっかじゃん。
そうだよ、植物は一年でこんなに回復するんだよ。


これ、調べるの?、そうだよ。


三日目の最後は、優香の紙芝居と、暗闇教室でした。
暗闇教室は真っ暗なので、写真はありません。


2011 森の学校 夏の教室   8月17日(4日目)のスケジュール
テーマ
目 的

時間 所要時間 内容 担当 注意事項 場所 準備・道具
6:00 起床
6:30 朝の散歩・体操
7:00 朝食
準備
□塩・飲み物
7:45 45分 部屋掃除&荷物整理 □Tシャツ
□アクリル絵の具
□筆、皿、新聞
□前日に採った葉っぱ
10:30 3時間 川遊び
魚つかみ
たき火
おにぎりづくり(女子)
魚さばき(男子)
昼食
中村 ホーム下
の河原
13:30 1時間 葉っぱテスト
全体のテスト
感想文
・葉っぱテストは階段踊り場で
 班ごとに一人ずつ
 9種のうち3種を指定して答え
 てもらう。
15:30 閉校式
出発
16:30 小田急線秦野駅着
(予定)

学習のため採取した葉っぱを使って、Tシャツに葉拓。


みんな一所懸命です。


まず、女の子。僕達のも見て。僕たちも・・と、学生やお父さん。


ま、そこそこ「センスあり」の作品でした。


自由時間は一番楽しい時間です。


校長のおじさん、水が冷たい!。
バッカだな〜、水が冷たいのは当たり前だろ、水が温かだったら、それはお湯って言うんだ。


校長、もう少し説明の仕方が・・。ない。


おむすびは私達(女の子)が握りました。
だから、大きさも形もバ〜ラバラ、でも美味しかった。
お魚は僕達(男の子)がさばいて焼きました。
当然、美味しかった。


みんなで遊びまわった後は、恒例のテスト。


今回は葉っぱを見て樹木の名前を当てるテストもありました。
これは結構楽しいテストだったね。


感想文に、「4日間の森の学校で、一番つまんなかった学習は、植生調査」と書いた子がいました。
でも、その後に「つまんないけど、大切な事だからやる」と書いてました。


ナイトツアーでは、仔シカなど4頭の野生シカも見ました。
どんな事でも、みんなが力を合わせて、丹沢の自然を守っていきましょう。



2011年 森の学校・夏の教室
今年のテ〜マ 「私たちの丹沢」―森林の役割 8月14日〜17日

主催  NPO法人 丹沢自然保護協会
後援丹沢大山自然再生委員会
協力公益財団法人 神奈川県公園協会
神奈川県自然環境保全センター
神奈川県立 札掛森の家

自然保護活動を充実させ、さらに進めるため、次世代育成の必要から、1972年に「森の学校」を開設しました。
私達が生活する身近な丹沢で、自然環境と人間の関わりを、各専門分野の先生方と勉強しましょう。
「自然は、それぞれが与えられた役割の中で、支えあい、成り立ちます」
自然の仕組みを知る事は、お互いを思いやる「やさしさ」にも繋がります。
知識の習得、豊かな感性、森の学校は、常に、ひとつ先を目指します。

【講師】(以下は予定です)
中村 道也  丹沢自然保護協会理事長
長澤 展子 神奈川県公園協会 丹沢湖ビジターセンター
村上 美奈子  神奈川県公園協会 秦野ビジターセンター
柳川 美保子神奈川県公園協会 秦野ビジターセンター

【スタッフ】
木村 聖     丹沢自然保護協会 県立森の家
柳沢 美果子   丹沢自然保護協会
丹沢自然保護協会員  早稲田大学創造理工学部学生 他

【持ち物】
履物は登山靴かスニーカー、もしくは長靴で履き慣れているもの。筆記用具・洗面用具
双眼鏡&ルーペ(持っている人)・着替え・ビーチサンダルまたはウオーターシューズ
水着・雨具・タオル・軍手・懐中電灯・帽子 その他必要と思うもの。

2011年 夏の教室 日程表/時間割(天候での変更、計画の差し替えもあります)
14(日)当日の昼食は持ってきてください。
10:00集合・小田急線秦野駅改札 南口から貸切バスで出発します
11:00宿舎到着予定・部屋割・開校式・講師&スタッフ紹介
12:00昼食
13:00自然を体感しよう。渓流を上流に1,5`歩きます(濡れてもいい格好と履物)
16:00入浴&自由時間
18:00夕食
19:00参加者&講師&スタッフ自己紹介/翌日の登山活動説明&注意事項
21:00就寝
15(月) 丹沢登山(森の学習をしながら歩きます。渓流・人工林・ブナ林・山頂から都会を眺めよう)
歩きなれた靴・帽子・タオル・雨具・水筒・その他自分で必要と思うもの
6:00 起床 朝の散歩 体操
7:00 朝食
8:00 宿舎出発
12:00山頂で昼食
13:00山頂出発
16:00宿舎着 入浴&自由時間
18:00夕食
19:00丹沢のお話し
21:00就寝
16(火)森の学習・植生調査
6:00起床 朝の散歩 体操
7:00朝食
8:00野外学習
12:00昼食
13:00野外学習
16:00入浴&自由時間
18:00夕食
19:00暗闇教室/森の静けさを体験します。
「一人じゃどうしても恐い・・」と思う人はスタッフが対応するので、申し出て下さい。
21:00就寝
17(水) 6:00起床 朝の散歩 体操
7:00朝食
8:00部屋掃除&荷物整理
9:00川遊び&魚つかみ&焚き火&飯盒炊飯
12:00昼食
14:00感想文&テスト
15:00閉校式 出発
16:00小田急線秦野駅着(予定)

当協会は1960年に設立し、様々な活動を継続していますが、会員はもとより、参加者においても無事故で現在に至ります。 1972年に開設した森の学校は、子供を対象にするため、他の活動に比べ、安全への配慮からスタッフも多く配置しています。 しかし、自然の中での活動は予期せぬ危険も伴う事を充分ご理解の上、 万一の事故等に際しては、保険適用を持ってのみ、責任とさせて頂く事をご了解の上、ご参加ください。



2011年 森の学校・夏の教室



 当協会は1960年の設立以来、様々な活動を展開しています。

 その中で、自然保護運動を充実させ、さらに活動を進めるため、次世代育成の必要から、1972年に「森の学校」を開設しました。
講師は、それぞれの専門分野で活躍すると同時に、丹沢を良く知る方々です。

「自然は、それぞれが与えられた役割の中で、支えあい、成り立っています」
自然の仕組みを知る事は、お互いを思いやる「やさしさ」に繋がります。
知識の習得、豊かな感性。
森の学校は、常に、ひとつ先を目指します。

 設立以来、50年の活動になりますが、会員はもとより、参加者においても無事故で現在に至ります。
 子供を対象にした森の学校は、他の活動に比べ、スタッフも多く配置し、安全へ配慮しています。 しかし、自然の中での活動は予期せぬ危険も伴う事を充分ご理解の上、万一の事故等に際しては、 保険適用を持ってのみ、責任とさせて頂く事をご了解の上、ご参加ください。

協力団体は(予定)となっております。
また、詳細は決まり次第ご連絡いたします。