丹沢自然保護協会 イベント情報

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丹沢自然保護協会のイベント情報を掲載します。
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 丹沢フォーラム 活動報告

一週間前の「あの雪」はナンだったの?・・と言いたくなるような暖かな一日。
東丹沢・札掛「一ノ沢考証林」で、丹沢フォーラムが実施されました。
 


この森は、72年前の日米戦争の敗戦前夜、軍需物資として伐採された森の中で、唯一残された森です。
お国のために切れ。と命令する軍部に対し、「神奈川の未来のために」と、当時の若手林務部職員が文字通り、命を懸けて軍命に抵抗し、守った森です。
昔の役人は気骨がありましたね。その方は、戦後、後に林務課長になりました。
 


ところが、同じ神奈川県林務課が、20年ほど前、その森に道路開設の計画を立てました。
道路開設に反対する私達に、神奈川県の技術職幹部が「あんな素晴らしい森を、登山者だけに利用させるのはもったいない。万人に利用してもらう事が必要だ・・」と、まるで、自然を売り物にしながら、自然環境を蹴散らした観光開発業者のような建設理由を述べたのです。
時間の経過といえ、同じ立場の役人が、命を懸けて森を守った先輩の意思を引き継いでいない事に愕然としたものです。
 


私達は道路建設の協議以前の問題として計画に反対。神奈川県と交渉を重ねることで、事業計画の中止を得る事が出来ました。
いま、そこは、私達が自然の森の生い立ちを学ぶ貴重な森になっています。
 


一ノ沢考証林は、全体面積39haと小さな森ですが、低標高に位置する温帯針葉樹の代表ともいえるモミ自然林は、多様性を考える上で、高標高域のブナ林以上に、貴重な存在と言えます。出来るなら、この森を囲むように広葉樹の森が広がれば、野生動物の生息環境は基より、森の機能が一層高まるものと考えます。
なにより、この森が位置する場所は、宮ケ瀬ダム水源の源流部です。

神奈川県には、多様性プラス、水源としても、森の再生を考えて欲しいと思いました。
それは、72年前、この森を私達に残しくれた人への思いを引き継ぐ事に繋がります。
本当なら、私達が言う前に、神奈川県が積極的に動いて然るべき事。等々考えながら、保全センター職員の解説を聞きながらの楽しい一日でした。
今回のフォーラムも若い子が多く、参加者の約半数が現役学生、丹沢の未来に期待できるフォーラムでした。
 





 丹沢フォーラム  2016年 <秋>

〜残された自然の森・一ノ沢学術考証林を訪ねる〜

主催: NPO法人 丹沢自然保護協会
共催: 丹沢の緑を育む集い
丹沢大山自然再生委員会
協力: サントリーホールデイングス株式会社
神奈川県自然環境保全センター

 

日時 12月3日(土) 講師:神奈川県職員 / 丹沢自然保護協会
集合 9時 小田急線秦野駅改札南口(マイクロバスで現地往復移動)
解散 16時 小田急線秦野駅南口(予定)
参加費 無料
持ち物 昼食・飲み物・山歩きの服装・その他、必要と思うもの
開催場所 現地研修 札掛・一ノ沢考証林(歩行・約2時間)
座学(森の家・約1時間)

日米戦争の敗戦前夜、丹沢周辺の森は軍需物資として、多くの自然林が伐採されました。
その対象は、西丹沢、檜洞丸のイタヤカエデ。信仰の森、大雄山周辺の杉も例外ではなかったと聞きます。
その中で、札掛のモミは何故、残ったのか。・・残すことが出来たのか。
森の豊かさの指標でもある野生動物「熊」も棲息する、樹齢200年を超えるモミやツガ。広葉樹の交じる自然林。
時代背景の中でも維持された森の豊かさと、失われた豊かさ。

考証林に指定された経緯を踏まえ、後世に繋ぐために。
「いま私たちが出来ること」を考えよう。

<申込 ・ 問い合わせ>

中村道也 0463−75−3272 e-Mail: n-tanzawa@nifty.com
山形輝夫 e-Mail: teruoyamagata@ybb.ne.jp





参加者募集
2016年4月17日 春の「丹沢フォーラム」
「丹沢を歩く」 里山を歩きながら、雑木林の大切さを考えましょう
弘法山〜吾妻山の雑木林を歩きます


主催 NPO法人 丹沢自然保護協会 講師:酒井明子 補助:中村道也
共催 丹沢の緑を育む集い
丹沢大山自然再生委員会
日時 2016年4月17日(日)
集合 小田急線 秦野駅 9:30
解散 小田急線 鶴巻温泉駅 14:00 予定
参加費 無料(保険加入あり)
持ち物 昼食 雨具 他に必要と思うもの
申込 ・ 問い合わせ 中村まで 0463−75−3272 e-Mail: n-tanzawa@nifty.com

注)車の方は、秦野駅もしくは鶴巻温泉駅周辺の有料駐車場
  をご利用ください。
  集合、解散場所が異なります。

注)天候による実施判断
  16日17時以降の神奈川県西部の天気予報で、17日の降水
  確率50%以上の時は中止。





定員となりましたので、募集を締切ります。

2016年3月 丹沢を歩く 参加者募集

西丹沢 < 滝と花めぐり > 西沢をのんびりと遡行。
沢沿いに咲く可憐な花に春を重ねる山歩きと、圧巻の大瀑布。

主催
NPO法人 丹沢自然保護協会
講師&ガイド
酒井明子 サブ 中村道也
日時
3月25日(金)
集合
9時 JR御殿場線:松田駅前(小田急線新松田駅から徒歩7分)
解散
15時30分 JR松田駅前(予定)
定員
10名(先着順 定員になり次第〆切)
参加費
3000円(松田駅からの往復交通費、保険代等)
(西丹沢自然教室で、集合参加する方は、2000円です)
行程
西丹沢自然教室―権現山分岐―本棚―下棚―権現山分岐―西丹沢自然教室
持ち物と服装
軽装登山。昼食と飲み物を忘れずに。
天候による実施判断
24日17時以降の天気予報で、神奈川県西部の25日の降水確率50%以上の時は中止。

申込&問い合わせ
中村まで ( 0463-75-3272 メール n-tanzawa@nifty.com








定員となりましたので、募集を締切ります。

『丹沢を歩く』 〜 山麓トレッキング編 〜

<ポスター ダウンロード(1.3MB)>





丹沢大山国定公園50周年記念フォーラム

<ポスター ダウンロード(929kb)>  <申込み用紙 ダウンロード(346kb)>





2015年丹沢大山自然再生活動報告会
丹沢大山国定公園50周年記念フォーラム
〜丹沢大山自然再生の歩み〜


主催 丹沢大山自然再生委員会
共催 神奈川県自然環境保全センター
日時 2015年12月23日(水・祝)10:45〜17:00
会場 かながわ県民センター ホール(横浜市神奈川区鶴屋町2-24-2)
JR・私鉄「横浜駅」西・北口から徒歩5分
対象 どなたでも御参加いただけます。
参加費 無料
定員 200名(先着)
参加申込み方法 申し込みを開始しましたら、以下の丹沢大山自然再生委員会ホームページに掲載します。
 ※http://www.tanzawasaisei.jp/

プログラム(予定) (敬称略)
10:45 開会あいさつ
丹沢大山自然再生委員会委員長 羽山伸一
11:00 基調講演 ・「自然豊かな丹沢を繋ぐために。これまでと、これから。」
     丹沢自然保護協会 理事長 中村道也
12:00 休憩 ※休憩時間に活動団体のポスター展示を会場で行います。
13:30 丹沢大山自然再生の活動報告 ・「国定公園に指定された頃の丹沢の状況」
     神奈川県山岳連盟  尾崎樹仙 
・「丹沢の普及啓発と安全登山〜ビジターセンターの現場から〜」
     西丹沢自然教室 倉持武彦
・「丹沢の植物相調査」
     神奈川県植物誌調査会  勝山輝男
・「神奈川県による自然再生の取組」
     神奈川県自然環境保全センター
15:30 休憩
15:45 パネルディスカッション ・テーマ「丹沢大山自然再生のこれから」
 コーディネーター 丹沢大山自然再生委員会調査部会長 糸長浩司
16:45 閉会あいさつ 丹沢大山自然再生委員会副委員長  久保重明





2015年度「丹沢フォーラム」開催のご案内