Diary 2009. 4
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4月28日 (火)  薫風

今朝の気温2℃。
朝早く着いたお客さんが、開口一番「寒い!・・」って、俺も寒い。
それでも、春、日中は風薫・・爽やかな一日でした。
午後6時の気温6℃。

昨日は、普段の生活で一日200メートル歩かない?と言う女性を連れて、札掛の新緑巡りをしました。
緑が綺麗でした。
滝を見に沢を渡る時、危なっかしい足元でしたが、無事に遡行(・・って、大袈裟なもんじゃありませんが)。
渓流の緑陰は、昼寝をするのには少々寒かった。

今日はペチカを燃しました。
この季節に、火を入れるのは何年ぶりだろう。
私が若い頃(何時だったかナ〜)は、桜が咲いてから雪が降るのも珍しい事じゃなかった。
結婚してからも、5月の連休に雪が降った事もある。
このくらいの寒さが、以前なら「普通」。
しかし、自然の力に改めて驚くのは、例年に比べ半月ほど早い新緑だったが、芽吹きの遅い樹種は、この数日の寒さに、枝先の新芽が、芽吹きを我慢し?ちゃんと例年の季節に合わせてくる。
我が家のガラス越しに見るミズキやアカシデは、昨年の芽吹きとまったく同じである。

2週間も早く囀りの始まったオオルリやクロツグミは、「はやまった・・!」って、後悔しているだろうな。
風邪ひかなきゃいいけど。

そうそう、電話で問い合わせてきたお客様が、「HPに、部屋情報があればいいのに・・せめて、連休や夏休みくらい・・」と、言ってました。

そこで、連休の空室状況(満室と書けないところが情けないな)。
3日満室、4日多少の余裕あり。
その他はガ〜ラガラ・・。
みんな1000円で遠くへ行っちゃうのでしょう。
なんかアルバイトでも考えなくちゃ。
では、今月最後の日記でした。

タイトル
左)札掛・癒しの滝
右)女郎沢から見る、札掛の新緑

20090428-1.jpg 20090428-2.jpg



4月24日 (金)  近況

肌寒、黄色の山吹が盛りです。
今日は、女房と「イタドリ」を取りに行きました。
以前と比べ、美味しそうなイタドリが減りましたね。
原因は二つ。
山(森林)が落ち着いてきた事。
餌の少ないシカが食べちゃう事。
それでも、何とか一抱え取る事が出来ました。
昨日は、午後に山椒摘み、しゃがみ込み、中腰、背伸びで、運動してるんだか、身体に悪いんだか。
それでも、老眼鏡掛けて、コンビニの袋に一つ取りました。
貧乏人は、酒のツマミを揃えるだけでも苦労します。
今日の報告は、シロヤシオツツジの開花です。
昨年に比べ、一週間ほど早い開花です。
今日の開花で、20〜30ほどの花付きなので、今年のシロヤシオは期待できそうです。
我が家から大山の新緑の登り具合を見ると、シロヤシオも昨年に比べ、一週間から十日ほど早そうですね。
気温9℃、水温10℃でした。

ところで、この間の新聞に、杉やヒノキの人工林が手入れ不足で、野鳥の渡来が減っている・・。
と、書かれていました。
それも、毎日新聞の一面です。
書いた人は記者だけど、記事を提供した人は「森林総研」という独法の研究員。
またまた臍曲りの私は、「ヤラセ記事」じゃね〜の・・と、感じました。
つまり、野鳥をダシに、自分達が失敗した人工林管理にに予算を持ってくる・・。
ま、一度、人間がコネクリ回した森に責任を持つ事は当たり前の話だが、野鳥をダシに使うなよ・・と、思うのです。
以前、四国へ行った時、川から山のテッペンまで見渡す限りの杉の山にビックラこいた。
国有林の局部長が「中村さん知ってる?天然林率1lだよ、それも国有林」と、教えてくれました。
当然のごとく、森には野鳥がいない(居ても限られた数種だけ)、もちろん、囀りも聞こえない。
野鳥だけじゃない、広葉樹のない、一面、杉の木じゃ、当然の事ながら、昆虫が育たないから、鳥だけじゃない、川に魚がいない、姿もない。
まるで死んだ森のようだった。
野鳥をダシに使うなら、人工林の手入れの前に、まず、林分の見直しをして、その後は、人工林不適地の広葉樹への樹種転換だろう。
森林総研には、森林セラピーで騙された経験もあるから、どうも、穿って見てしまうな・・。
しかし、大新聞が一面に躊躇無く掲載・・って言うのも、何〜も考えてないな。
もちろん、森林総研には、真面目な研究者は沢山居ます・・念のため。

そうそう、今月は鳥の初なきを書かなかった。
オオルリ、クロツグミ、ツツドリ、etc 。
札掛ー塩水の道路のゴミ掃除をしている時だったから、12日の週だった。
この分だと、アカショウビンも早いかも知れません。
野鳥の密猟も早いのかナ。
あいつらの情報は結構正確だから・・丹沢をドライブしたり、山を歩いている時に変な人を見たら、必ずクルマのナンバーチェックをお願いします。
もちろん、変な人と言っても、私は除外してください。






4月21日 (火)  今年の新緑

今年の・・・って、紅葉と違って、新緑は毎年同じだけど、今年は芽吹きに少々バラつきがあった。
しかも、暑くなったり、寒くなったり。
そのせいか、色とりどりの緑が「いまいち」と言う気がする。
やま桜もみつばツツジも、咲いたかナ・・そのうち写真を・・と、思っていたら、翌日には散り初めた。
花の命は・・と言うか、潔い・・と言うか。
散り際の悪いのは、毎度の事だが政治家だけ。

政権交代が夢だ・・なんて言いながら、そのための一票の重さを知らない。
黙っていても転げ落ちてくる政権交代を、自分の足で蹴ってるみたい。
たいして好きじゃないけど、消去法で民主党・・って、思っていたが、ここまで来ると、やっぱりダメだね。
かと言って、自民党って時代じゃないし。
俺達下々は、どうすりゃ、いいのか思案橋・・って。
曇りガラスを手で拭いて、アナタ明日が見えますか・・なんて歌もあったな。
それで明日が見えりゃあ世話はないけど、明日が見えてやる気が出るなら、まだしも。
いまの、この国じゃ、明日が見えたら、もっと暗くなるかも知れない。
曇りガラスは、そのままにして、少しでも気を持たせてもらおう。

我が阪神、横浜と最下位を争っていたのに、いつの間にか3位だ!って喜んだけど、勝率5割を切っての3位だった。
真弓新監督は選手時代、生え抜きじゃないけど好きだった。
しかし、ピッチャーの替え時が下手だね。
TVに向かって、「バ〜カ!ここで安藤を替えろ!」と、怒鳴ってみるけど、TVの中では続投・・しかも、こっちの予想が当たってカッキ〜ン。
こっちはガックシ。
「何で替えね〜んだ・・俺に監督やらせろ・・」と、10年前を思い出してしまった。
まあ、真弓だから許してやるか。
それにしても金本は凄い!40歳のオジサンにゃ見えない、広島の皆さんにゃ申し訳ない。
チッとは見習え関本!(こいつ大好き)。
しかし、江夏や田淵の頃は、負けても負けてもおもしろかったな。
夜明けのない夜はない。
いつか必ずいい事ある。
阪神は「忍耐」や「寛容」など、数えられないほど、私の人生に大切な事をたくさん教えてくれた。
Gファンだったら、とっくに挫折しているな。
自然保護なんていう趣味?を続けているのも、阪神のお陰かも知れない。
しつこいようだが、この国の政治家の後姿は何〜んも教えてくれない。
阪神ファンでよかった。

ところで、またまた高速道路1000円の話。
みんな遠くへ行っちゃうのかな〜。
公共交通機関も1000円の煽りを受けて、不景気だって言うが、我が家も、右へ倣えだ。
満室は5月3日だけ。
子供二人分もかすめ取った給付金だが、とても追っつけない。

50年余、我が阪神に習った、「ジッと我慢」で耐えるか。
それが理由じゃないけど、新緑の写真を考えましたけどね、見たきゃ、ここへお出で。

ひと雨ごとに新緑の丹沢でした。




















4月8日 (水)  お休み

1月に八ヶ岳でスノーシューに巡りあい、こんな「すぐれもの」があるんだ・・と思い、このページに「誰か安く譲ってください・・」と、書いたら、新品を頂きました。
ところが、頂いてから・・まったく暇なし・・。
雪がなくなっちゃう・・と、不安いっぱいでしたが、この春から強力?な若い子が我が家に来たので、時間の空いた今日、八ヶ岳に行ってきました。
ゆっくり温泉入って泊まっておいで・・と、言われましたが、横浜の一件以来、少々臆病になっています。
温泉は連れのいる時に限定です。

さて、お山ですが、事前に、蓼科にいる子に雪の量を訪ねると「少ない・・」との事。
少ないって事は、ある・・って事・・と、勝手な解釈をして出掛けました。
日帰りなので楽チンコースをと思い、ロープウエイで登ってプラプラ歩くか・・と、予定していたのに、何で運休なんだよ。
仕方ないので、ゲレンデをプラプラ登りました。(当然、スキー場には一人もいない)
誰〜れもいないので、これも、結構楽しかった。
普段ならモーニングコーヒーかランチうどんを食べる縞枯山荘もお客がいないせいか「しばらく休業」の張り紙。
登山者もいないし、雪の上にはカモシカとウサギの足跡だけです。
丹沢なら朝一のバスはぎゅう詰めなのに、何でこんな「いい山」に人が来ないのか不思議です。
まあ、その分、静かでいいけど。

改めて、スノーシューはおもしろい。
雪さえあれば、どこでも歩けちゃう。
結局、登山道を歩いたのは、ゲレンデ上部から縞枯山荘までの5分だけ、暇見て又来よう。
konkonさん、本当に有難うございました。
忘れなきゃ、いつの日か、御礼を差し上げます。

ところで、ETC、インター降りるとき、毎度のように「××千××百円です」って、可愛い女の子が教えてくれます(声だけで顔は見た事ないけど)。
この間、我が家に来た人「奈良から千円・・」って言ってたナ。
何〜で、その半分しか走らないのに3千円も取られるんだ・・と、ETCに向かって文句言ったけど無言。
「アソさんに聞いて」って返事したらおもしろいのにね。
オイラもそうだけど、美容院やサービス業の人間には何の恩恵もないナ。
公金(アソさんの金じゃない)使うサービスは、国民に等しく平等であってほしい。
それにETC付けてない人は「金払え」っていうのも、差別みたいで何かおかしい。
選挙があっても、自分勝手な、いまの自民党には入れたくないナ。
かと言って、いまの民主党は第2自民党みたいだし。
年金おじさんが党首にでもなれば考えるか、世話になった事だし。

今日の山行きは高速道路料金以外、最高でした。
風もなく、暖かく、鍛えたつもりの厚顔なのに、いまだホカホカ熱を持っています。
あ〜、楽しかった、おもしろかった。














4月1日 (水)  寒の戻り

人間の予測を裏切るように、季節は、うまく合わせるものだ。
「温暖化の影響で、一気に春・・」など、言う人がいて、「そんな事ね〜よ・・」と、言ってたら、本当に寒の戻り・・それも結構長かったナ。
朝の気温が例年通り氷点下に戻って、氷が張ったり、雪が降ったりして、樹木の芽吹が途中で止まっちゃったりして、マメ桜の花もズ〜っと一部咲きだった。
しかし、心配したのは、森の学校・春の教室。
3月半ばの日記に、気温12度、爽やかな一日・・などと適当な予想をしたのだが、教室5日前には、雪が積もり、前日も薄っすらと雪が積もった。
でも、やっぱり日頃のおこない・・かナ、当日は暖かく、風もなし。
元気な子供達に、元気をもらい、3月半ばの一人騒ぎがウソのように、絶好調の二日間でした。
春の教室の山(森)歩きは、道なき道?を歩くこと、道が無いから案内もいらない。
山の頂上から、ひたすら直線で降りました。
降り積もった落ち葉の斜面を駆け下りる時、3回転で捻りも加え、その上着地に失敗して転げ落ちた女の子がいました。
オリンピックならメダル候補ですが、森の学校の総責任者としては、さすがにビビリましたが、立ち上がった女の子が「ビビッた〜!でも、楽しい〜!」と叫んで一安心。
両側が切れ落ちた細い尾根では、お尻でずり下がる子もいました。
無事に道路へ辿りついたときは、ほぼ全員が泥だらけ、キズだらけの子もいましたが、みんな満足、私も満足。

その昔?残雪の山で道に迷った事がありました。帰ってから家族にその話をすると、娘曰く、「お父さん、道を歩くから迷うんだよ、最初から道のない山を歩けば、絶対に道に迷う事はない」と、言います。
確かにその通りです。
そこで、丹沢という小さな山で、感性豊かな子供達と、楽しい実証実験を考えました。
道の無いところでは絶対に道に迷わない・・事を、今回、再確認しました。
考えてみれば人間も動物、感覚が衰えるのは年齢と共に、考える事をしなくなるからだ・・と、思います。

高速道路千円乗り放題・・と言われて喜ぶ程度だからな。
床屋さんや美容院へお勤めの人は恩恵?に預かれないのだが、結局、他人はどうでもいい・・って、とこか。

オッといけない、今日は、愚策の愚痴じゃなく、森の学校の報告だった。
ミツマタで和紙づくりにも挑戦しました。
みんな、綺麗に出来上がりましたよ。
年長の女の子は、さすがです、花びらや枯葉をはさんでいました。
しかし、昔の人はすごい、一番最初の人は、誰に教えてもらった訳でもないのに、「木」から「紙」を作ったのだからね、いま、生きてりゃ、ノーベル賞ものだね。

ところで、写真はHP森の学校で、ご覧ください。
ただし、師匠の時間がありしだいです。







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